■メッサーシュミット Bf109E-4/7
(バンダイ:1/24)
製作者:吉田充利さん
このキットはたびたび再版されているようで、よく見かけますが、未だに完成品を見たことはなかった。値段は安いし、部品数も少ないので、適当に組んで塗装して誤魔化せば、けっこう見栄えするだろうと思って作り始めたのだが......
今回はハセガワの1/48キットを参考に、気になる部分のみ簡単に修正することにした。で、本キットをハセガワキットを比べてみると....なんと、フラップが無いじゃないか!!!キャノピーも丸っこくて防弾板になってないぞ!!古いキットとは言え、これじゃあんまりだ。この時点で普通ならやめてしまうところだが、逆に「適当に作ってもいいや。」という割り切りがついた。
以下、修正した部分を挙げてみると、
@フラップの自作(リブをどう再現するか。)
A第一風防の自作
Bスピンナーの大型化
C座席の修正
D主翼、機銃と機銃カバーの位置変更
E主翼パネルラインの修正
F増槽の筋彫りと取付基部の自作
G翼下ラジエターの自作
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他にも、後部胴体の幅が太いとか怪しい部分は多々あるが、完成しなくなるので、そのままにしておいた。
あと、今回は砂漠仕様にするため、カウリング横の防塵フィルターを適当に自作した。
以下、各修正点について解説する。
キットはフラップに該当する部分が翼と一体になっていて、まったく無視されている。翼端側のフラップは別パーツになっているので、筋彫りのみでフラップを表現してもかなり違和感が出ると思ったので、プラ板にて自作した。
0.3mmプラ板をフラップの形に2枚切り出し、間に1.2mmプラ板の細切りを挟んでやれば、簡単にフラップは完成する。
ただこのままでは羽布張り(リブ)が再現されないので何とかしてやる必要がある。実際にリブを組み込むのは面倒だし、羽布で波打った形を削り出すのも難しい。いろいろ考えた末、次のようなお手軽な方法を使った。
まず、フラップの形に切り出した0.3mmプラ板の裏側からリブにあたる部分にあてがい、表側から親指でぐっと押しつけてみる。すると、定規の形がついて表側から見ると、ちょうどそこにリブが入っているような感じになる。
このようにして型をつけたプラ板を組めば何とかそれらしいフラップが出来あがる。
この方法は、例えば複葉機等のバキュームキットで主翼の裏側のパーツが入ってない状態等に応用が利くのではないかと思うが、誰か試してみてください。(^^;
実機のキャノピー前部は、ほとんど平面で構成されるので、0.2mm透明プラ板で組んだ。ちなみにキャノピーフレームも同じく0.2mmプラ板を切り出して作った。1/24ともなるとフレームの厚みもある程度必要なので、そのようにしておいた。
それに伴い、キャノピー前部の胴体も、両側を平面になるように削っておいた。
キットのスピンナーは小さすぎてカッコ悪いので、0.3mmプラ板を熱してキットのパーツに押しつけたものを、キットのスピンナーパーツに二重に貼りつけた。
ポリパテなどでボリュームアップする方法もあるが、スピンナーは丸いので均等にパテ盛りするのは難しそうだったので、ヒートプレスする方法をとった。
なお、作例はTrop仕様にするため、スピンナーのキャップをエポキシパテを盛ってつけておいた。
キットの座席パーツは、背当ての部分が長方形になっていておかしいので、台形になるように削って修正した。
シートベルトはマスキングテープ、バックルは真鍮線、背当てのクッションはスチレンボードに爪楊枝でしわなどをつけて作った。このあたりも適当にそれらしく作った。
コクピットは、シート以外はキットのものがそれらしいモールドをしていたのでそのまま使った。(正確かどうかは定かでない。(^^;)
照準器はキットについていたかどうか忘れたが、プラ棒等で適当に作った。
主翼の機銃と機銃カバーは位置がおかしいので修正しておいた。(どのように位置をずらしたか忘れたので省略(^^;)
主翼パネルラインは大ウソなので、運河彫りを伸ばしランナー等でしっかり埋めて彫り直した。
(胴体パネルラインは大体あっていたので、そのまま)
キットの増槽は何のモールドも無いつるんとしたものなので、いっそのこと付けない方がいいかもしれない。
付けた方が見栄えするかな?と思ってキットのものを修正して使ったが、かなり面倒だった...(^^;
今回、翼下ラジエターを自作したのは、一体となっている翼下面のフラップを切り取る際に、キットのラジエターをニッパーで割ってしまったからだ...(^^;
ただ、今となっては、キットのラジエターがちゃんとした形をしていたかどうか定かではないので、自作して良かったと思っている。
・エンジンはキットのものをそのまま使用、ドライブラシ等でそれらしく塗っておいた。
機銃口やガス抜き穴をピンバイスで開けておいた。
・主脚、尾輪、脚カバー等は、キットのものをそのまま使用。
ブレーキパイプ、オレオの振れ止めのみプラ板、伸ばしランナーで追加。
・水平尾翼の支柱もキットのものをそのまま使用。方向舵の操作ロッドを伸ばしランナーで追加。
・コクピット後部の雑具入れ(?)の扉をプラ板で再現した。
・トロピカルの迷彩色は、適当に混ぜて自分のイメージに合うように混色した。
(しかし、Mr.カラーの特色とたいして変わらないかもしれない。)
・斑点模様はグリーンをよく薄めてフリーハンドでエアブラシした。1/24ともなると斑点ひとつがかなり大きいので、塗るのは楽だった。
・マーキングはキットのものが白の発色が変だったので、ステンシル以外はマスキングして吹き付けにて表現した。
胴体の大きな「8」は1/48のデカールの寸法を大体2倍した大きさに幅広のテープを切り出して塗った。
・ステンシルは、ほとんどキットのものを使った。胴体側面の小さな番号(1〜8)などキットについてないものは、ガンダムマーカーにて手描きした。
ガンダムマーカーはエナメルなので失敗しても拭き取れるので便利だ。点描すればリベットだって描き込むことのできる優れものだ。
・部隊マークは、白丸と黒枠のみマスキングして吹きつけ、黒人と豹の絵柄は手描きした。
・派手にウェザリングしたかったが、どうもイメージが沸かなかったので、排気管、機銃まわりを中心に控えめに行った。
細かいことを抜きにすれば、1/24の完成品にはあまりお目にかかれないこともあって、結構見栄えするなぁ〜と自己満足している。
このような古いキットは、どこまで修正するかの割り切りがつけば、完成する確率も高くなるような気がする。
ただ、今回はエアフィックスのキットを使った方が楽だったかもしれない...(^^) |